福島県の西部、会津地方の中心都市である会津若松は、かつて戊辰戦争の主戦地となった町です。その拠点であった鶴ヶ城(若松城)には白亜の天守閣が再建され、飯盛山とともに当時をしのぶスポットになっています。
その鶴ヶ城の本丸と二の丸を隔てる堀に、廊下橋と呼ばれる木橋が架けられています。その名前からかつては屋根と壁を持つ橋だったと思われますが、記録は残されていません。明治以降も様々な形式に変化しつつも木橋は架けられ続け、これまでの橋は明治以降で5代目、昭和44年に架設された単径間方杖桁橋でした。
以来48年もの間、風雪に耐えてきましたが、さすがに劣化が目立つようになっていました。そこで、戊申150年の節目となる2018年に架け替えられることになりました。旧橋は11月から解体され、1月から新橋の架設が始まりました。以下、その様子を少しだけ紹介します。開通は3月30日の予定です。
全国木橋サミット2018は、この鶴ヶ城廊下橋の架け替えを記念して、2018年夏に会津若松市で開催されます。詳細は追ってお知らせします。ご期待ください。